スターリンク設置工事（2023/10/2 静岡県裾野市）

工事代金明細

静岡県裾野市では2件目の工事です。スターリンクの工事のついでに既存アンテナの点検がありましたが、スターリンクの工事自体はほぼ標準工事でした。鉛付き石膏ボードの開口などもありましたが、問題なく施工できています。

• スターリンクアンテナの固定

  

  屋根の傾斜が通常よりも急だったため、アンテナができるだけ干渉しないような取付方の工夫があります。写真の状態はスターリンクアンテナが収納モードになっていますが、この時に屋根に干渉しない設置が大切です。

• 既存コンセントプレートの中身

  

  通線用の穴をあける際に、既存のコンセントプレートの隣に穴をあけられるとスムースです。既存コンセントは柱の横に設置されていることも多く、断熱材を少し手繰ることで、できるだけ傷つけずに穴あけ作業ができます。こちらのコンセントボックスも右向きにビスが打たれていることから、ボックスの右に柱があることがわかります。なおビスは非常に錆びていたため今回はボックスは外さずにそのままで作業をしています。

• 2重の内壁

  

  断熱・防音のために内側の壁は二重になっていましたので、一枚ずつ丁寧に開口していきます。

• 鉛付き石膏ボード

  

  外側の石膏ボードは鉛付き石膏ボードでした。防音のために使われる石膏ボードですが、鉛は金属の中でも柔らかいため、金属用ののこぎりであれば問題なく切断することができます。

• 室内から穴あけ

  

  スターリンクの工事において、穴あけの工程は非常に大切です。屋外に入線カバーをつけますが、可能であれば仕上げは外から穴をあけた方がきれいに仕上がります。そのため、まずは穴の中心部分を貫通させ、この穴を基準に外から穴をあけ直します。

• 開口部分の内側のバリ

  

  木の壁の場合は丁寧に穴あけを行ってもこのように多少のバリが出てしまいます。この状態でスターリンクケーブル（電線）を貫通させることはできません。そのためこういった状況では保護パイプを設置させていただきます。こういった場合ではなくても、保護パイプの設置はとても人気のオプションです。

• 保護パイプ貫通

  

  パイプと開口部分の隙間は変成シリコーンで埋めます。内側は既に埋めてあります。

• ケーブルの先端は傷やゴミから保護しなくてはいけない

  

  ケーブルを穴に通すときは特に注意が必要です。マスキングテープなどを用いて、ケーブルの先端を保護しつつ配線を穴に通します。

• 配線が終了したのちのパテうめ

  

  スターリンクケーブルを穴に通し、アンテナに接続した後はケーブルを固定していきます。付属の樹脂製サドルでは1年程度で割れてしまう恐れもあるので、DIYでなければしっかりとした材料を使うのが当然です。なおDIYでもこの配線作業は電気工事士が行う必要があります。
  また配線が終わった後は穴をパテで埋めて、防水、防虫、防気に気を付ける必要があります。

• 入線カバーの蓋

  

  入線カバーは写真の黒以外に、白、シルバー、シャンパンブロンズなどの色からお選びいただけます。

• 室内側の仕上げで人気の防気カバー

  

  スターリンクケーブルの始末として、室内側をきれいに仕上げるのはとても大切ですね。また見た目だけでなく、1000円のオプションでこのように防気カバーを設置することもできます。
  外気が室内に侵入するのを低減することができます。

• スターリンク通信速度

  

  工事後にアプリからスターリンクの通信速度を測っていただきました。屋外で測ったので、鉛の壁のせいもあってかWi-Fi速度はだいぶ弱まっていますが、スターリンク自体の通信速度は下りで195Mbps出ていますね。